
最初は、「なんでこんなに不公平なの。」「これじゃ形を作れないよ。」と言っていた子ども達でしたが、班で話し合い知恵を出し合ってきました。ハサミのない班では、紙を水で濡らして切っていました。それは、発展途上国がいろいろ苦心している姿あり、どこの国の人達も生きるためののようでも努力をしていることを話しました。
授業の中で、貿易摩擦についてケーススタディを進めていきましたが、もう一歩その深刻さが実感として捉えられない子どもが多かったように思います。それは、今の生活が豊かで安心した所に築かれているからなのでしよう。
子ども連の感想からゲームを通して、貿易がすでに強力な国に有利なように行われていることが理解できたことは成功だったと考え
ます。また、これからの日本の貿易をどうしていったら良いかと言う、学習問題に迫る意見を一人ひとりの子どもが持てたことは良かったと思います。
文献
1)国際理解教育・資料情報センター:グローバル・セミナー実践事例10選(1992)

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